森はわたしたちのくらしにどのように関わっているのかな。
【3】すべての人に健康と福祉を、【4】質の高い教育をみんなに、【7】エネルギーをみんなにそしてクリーンに、【9】産業と技術革新の基盤をつくろう、【12】つくる責任つかう責任
① 森に植えたスギは金沢の住宅(じゅうたく)で大かつやく
家ができるまで
金沢でたくさん植えられているスギは、住宅の材料に使われます。
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木を伐(き)って丸太を
市場に運びます -
せりにかけられて
業者が丸太を買います -
製材所に運び
建築材料に加工します
木材の良さ
木は、石油や石炭などとちがい、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の原因である二酸化炭素をとじこめているので、木を使うことは温暖化防止に役立ちます。また、しつどを調整してくれたり、手ざわりや香り、見た目のやさしさによって心が落ち着くなど、わたしたちの生活を快適にする効果があります。
木材には「防音効果」といって音を吸収(きゅうしゅう)してくれるはたらきがあるんだ。
部屋の中に木材を使うと、外に音がもれるのを防いでくれるんだよ!
② こころと体の健康をあたえる森
森は木材や食べものを作るだけでなく、こころと体の健康をあたえてくれる効果があります。
森のきれいな景色を見たり、鳥のさえずりを聞いたり、木の香りをかいだりすると、わたしたちの気持ちがやさしくなったり、元気になったりします。
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● 医王山(いおうぜん)オートキャンプ場
金沢市大菱池(おびしけ)にあるキャンプ施設(しせつ)です。
森の中でキャンプやBBQ、散策路(さんさくろ)の散歩などができ、リフレッシュすることができます。 -
● 粟崎(あわがさき)やすらぎの林
海岸林が多く、自然とふれあい、より健康になる場として気楽に利用できます。遊歩道、ゴルフ広場なども整備され、連日パークゴルフ・グラウンドゴルフをして楽しむ人がたくさんいます。
まちなかにも緑の多い公園はたくさんあって、安らぎの場所となっているよ。
Let’s try
身の回りにある木製品と、使われている木の種類について調べよう
コラム:金沢市の施設(しせつ)で使われている木の種類
金沢城北(じょうほく)市民運動公園にある「あめるんパーク」や市立図書館には、金沢の森で収穫(しゅうかく)された木材がたくさん使われています。
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あめるんパークもくもく広場
①たまごプール⇒金沢のヒノキ
②本だな、ベンチ⇒金沢のスギ -
海みらい図書館
学習席などに設置してあるイス⇒金沢のアベマキ
答えがわかったら、クリック!
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しいのき迎賓館(げいひんかん)の前にある大きな2本の木は何さいくらい?
- ①約100~200さい
- ②約300~400さい
- ③約500~600さい
A: ②約300~400さい
なんと300~400年も前からこの場所に立っているんです。江戸時代、この場所に堂形(どうがた)の建物があったから、「堂形のシイノキ」とよばれるようになったそうです。国の天然記念物に指定されています。
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木材は植えて、育てて、伐(き)って、利用する…をくり返し行うことができるので、再生可能でエコな資源(しげん)となっている
- ① 〇
- ② ×
A: ① 〇
木材は再生可能でエコな資源となっています。プラスチックの原料である石油は、使い続けると無くなってしまいますが、木材は使っても、植林をして育てることで、持続的に再生産することができる資源だからです。